個別セッションF「エンジニアができる貢献」
F枠では、エンジニアがIT×災害コミュニティに、より積極的に参加してもらうことをゴールとしたセッションを行います。
このセッションを通じて、コミュニティから派生した既存プロジェクトへ参加したり、新たにプロジェクトを開始したりなどを考えてもらう機会になればと思います。
F1: 技術者・研究者と社会貢献
F枠の最初のセッションとなるF1では、すでに社会貢献を行っている技術者代表として村上福之(総裁)、研究者代表として丸山宏の両名(敬称略)に登壇いただき、技術者や研究者から見た社会貢献についてお話頂きます。
またプレゼンテーション後は、IT×災害コミュニティスタッフの及川卓也がモデレーターとして加わり、パネルディスカッションを行います。
※決まり次第順次、更新致します※
プレゼンテーション1:ぼくと、貢献して魔法ギークになってよ!
スピーカー:村上福之
(株)クレイジーワークス代表取締役総裁。「ソーシャルもうええねん」を出版。androbookとandromusicとステログをバイアウト。アルファブロガーアワード2010受賞。手数料がほぼゼロの途上国/被災地/施設への寄付活動が趣味。
プレゼンテーション2 :研究者・技術者の社会貢献
スピーカー:丸山宏
統計数理研究所教授。工学博士。
1983年より26年にわたってIBM社基礎研究部門でソフトウェアに関する様々な研 究開発に従事。
IBMとキヤノンという2つの民間会社で研究開発と研究開発マネジメントに携 わった後、アカデミアに転身。現在は、情報・システム研究機構において領域横断型プロジェクト「システムズ・レジリエンス」を実施している。
概要:研究者・技術者が社会とどのように向き合うべきかについて考える。現代社会では、職業研究者・技術者が、社会の附託を受けて、あるいはお客様の委託を受けて、あるいは組織の命令に従って研究開発を行っている。一方で、市民科学など金銭的報酬を受けない研究開発活動も増加している。組織と個人のそれぞれの立場からそれらの活動を考えてみたい。
パネルディスカッション
- モデレーター
- 及川卓也
- パネラー
- 村上福之
- 丸山宏
F2: ライトニングトーク
F2では、実際にIT×災害として活用されている事案や、活用できそうなトピックを拾い上げる目的で、技術寄りの内容でライトニングトーク(LT)を行います。これら発表を通じて、防災・減災、災害時の活動でITをどう活用できるのか、考えを深めるための参考にして頂ければと思います。
(LT順仮、スピーカー敬称略)
※決まり次第順次、更新致します※
LT:ネットを活用した写真修復活動
スピーカー:伊藤誠(NPO法人フォトサルベージの輪)
概要:被災した写真の修復活動において、ネットを活用することで参加層の地域と幅を広げることができた点をご報告したいと思います。
LT:災害IT支援ネットワークでのツールの裏側(仮)
スピーカー:柴田哲史
LT:データで探す災害
スピーカー:下農淳司 @himorin
概要:リモートセンシング的なデータ活用ネタです
LT:人工知能の災害対応への活用 – ソーシャル分析から遺伝アルゴリズムまで-
スピーカー:村上明子
概要:発災時には、避難指示や実際の避難経路の確定など自治体の決定しなければならない事項は多くあるが、そのほとんどが担当者の感に委ねられている。我々は様々なセンサーから取得できる情報をもとに、分析・解析技術を用いてその意思決定のサポートを行うシステムについて研究を進めており、デモを交えながらその研究の紹介を行う予定である。
LT:減災インフォにおけるBigQueryを利用した自治体ツイートの収集+Tableauとか
スピーカー:森下泰光
LT:今夜から快眠生活!低コストで非常通知受信端末を作った話
スピーカー:石森大貴(特務機関NERV/ゲヒルン株式会社)
概要:緊急地震速報や大きな地震、津波、河川の氾濫や噴火速報を確実に受け取りたいけど、スマホの通知は他のアプリの通知がうるさいので切りたい・・・。でも通知を切ってしまうと就寝中や映画館などにいるときに不安になる・・・。そんな悩みから非常の通知だけを受け取る専用端末を作った話を紹介します。
F3: このセッションの統括会議
F1、F2を踏まえて、ITの担い手である技術者・研究者がもっとIT×災害的活動(復興支援や防災・減災)へ推進させるには、いったいどうすれば良いか?
また、それを継続的に行っていくためのプロジェクトは必要か?必要ならばなにをしていけば良いか?話し合いたいと思います。
※どのような形式で進めるか検討中です。決まり次第お知らせいたします。